山の形が卵を抱いた後、空に飛び立つツルのようだとして、飛鶴山と名づけられた。山頂と東側中腹の小さく盛り上がった峰を灯盞穴といい、ここに墓を作れば子孫が栄え
特に、灯盞穴に墓を作って近くにいれば滅び、遠くに行けばうまくいくという伝説と、飛鶴山に墓を作れば日照りになるという伝説が伝わっており、夏に激しい干ばつに襲われると官民が団結して雨乞いを行ったり、近隣の住民が墓を掘り返し、裁判沙汰になったりすることもあった。最近では法広寺から飛鶴山頂上まで生い茂った樹木と美しい景観、澄んだ水の趣きに魅せられ、多くの登山客が足を運んでいる。